ETCの通勤割引とマイレージポイント

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2014年3月をもって、全車に対応したETCの通勤割引は廃止され、新しくマイレージサービスという制度がスタートしました。これが実質新しい通勤割引制度なのですが、どのような制度なのか?見ていきましょう。

通勤割引制度

平日の朝6~9時の間、17時~20時の間に限り30%~50%ほど高速道路料金が割引されます。これは、大都市近郊区間を除く、地方区間のみで距離は100キロまでとなっています。
つまり、100キロを超えたら割引はなく、100キロまでの区間のみが割引されるということになります。

料金は割引されない。

ただし、勘違いしないでほしいのは、料金が割引されるものではなく走行時は通常の料金が請求され、後になって翌月の20日に割引分を付与するというものです。また、この割引にはマーレージサービスへの登録が必須となっており、登録しないと割引を受けることができません。

通行に回数制限があり。

さらにこの割引を受けるためには、月に最低でも5回、この時間帯に高速道路を走行する必要があり、4回以下では割引は適用されません。9回までは約30%の割引、10回以上は約50%の割引が適用になります。

これはつまり何を意味するかといえば、毎日高速道路を通勤・通学として使っている人のみが純粋に割引され、利用回数が多い人ほど、料金が安くなるという仕組みです。

旅行などで、その時間帯に通行すれば安くなるからと、あえてその時間帯走るような場合は割引されないということです。

具体例

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焼津IC→東名高速道路→静岡IC  
距離;10km 
通常料金;480分


朝・夕2回ずつ走行。それを平日5日繰り返すと仮定します。そうすると1ヵ月(4週間)で40回の走行になります。約50%の割引が適用されるので、通常料金の19.200円(480×40)が割引され約9.600円になります。1回当たりの通常料金で考えると、単純に240円と考えてよいでしょう。

ただし、これが月に10回を下回ると、30%の割引になります。9回利用するとして、4320円(480×9)が割引され、3020円になります。1回当たりの料金は336円となります。

ただし、土日に通勤通学があり、その際に高速道路を利用する場合は土日分は回数に加算されないので注意が必要です。もっとも休日割引が適用になるので、どちらにしても料金は安くなります。

旧制度との比較

会員登録制になり、回数制限が課されたことを考えると、実質割引が縮小されたと考えてよいでしょう。旧制度はその時間帯に利用するすべての車が対象でしたからね。
通勤、通学で毎日利用する人からすると、割引自体は継続され、会員登録さえすればよいだけなので、それほど変わったわけではないかもしれません。


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マイレージポイントサービスについて

ETC割引の新しい制度の2つ目としてマイレージポイントサービスというものがあります。これは簡単に言えば楽天ポイントのようなもので、高速道路の利用料金の一部をポイントに還元して、さらにそれを後日高速道路を利用する際に利用できるというものです。

利用には特に制限はなく、全日、終日利用ができます。もちろん会員登録は必須です。
これが実質の平日割引に該当するものと考えてよいでしょう。

ポイントの詳細

ポイントは10円利用するごとで1ポイントたまります。有効期限は2年です。
1000ポイントで500円分の料金に還元。
3000ポイントで2500円分の料金に還元。
5000ポイントでは5000円分の料金に還元できます。

これはつまり、ポイントが貯まれば貯まるほど、料金への還元率も良くなるということです。5000ポイント、つまり50000円利用すれば、5000円分割引きされると考えてよいでしょう。

ただし、一部の有料道路(地方が管理する有料道路の一部)と首都高速では利用できません。NEXCOの高速道路や本州四国連絡橋、阪神高速ならどこでも利用することができます。

ポイントが貯まる路線としてはNEXCOの高速道路、首都高速以外の都市高速道路、愛知県の有料道路、宮城県の有料道路があります。これらは各会社によって、貯まるポイントが違うため、宮城県公団の路線とNEXCOの路線を除いて、ポイントを合算することはできません。

なお、ポイント交換後の還元額は全国の有料道路で利用することができます。

具体例

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松本IC→長野・上信越・北陸自動車道→新潟中央IC 3時間51分 5.960円
*平日に走行し、これを1往復する場合。
通常料金;11.920円


料金は11920円かかりましたが、ポイントサービスに登録していれば1ポイント10円として1192ポイント加算されます。
1000ポイントで500円還元されますから、実質500円安くなると考えてよいでしょう。もしくは、その後500円までは無料で利用できることになります。割引率で考えると、10%にも満たないので、ほとんど安くなりませんね。

ただ、この往復を5回行うと、59.600円となり5960ポイントたまります。これは5000円料金に還元できるので、5000円分が無料で通行できることになります。

これはつまり何を示すかといえば、高速道路の利用回数方が多い人ほど、このマイレージサービスはお得だということです。割引率は最大で10%になります。しかし、頻繁に利用しない人にはあまりお得なサービスとは言えません。

通勤、通学もしくは仕事で利用機会の多い人には良い制度かもしれませんが、たまに旅行で使う程度であればそれほど良い制度ではありません。利用頻度の少ない人の場合は、休日割引や深夜割引を利用したほうが安くなるでしょう。

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