高速道路における大都市近郊区間とは?

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大都市近郊区間とは、特定の路線の一部区間に設定されている料金割増区間で、普通の区間より1.2倍ほど(2割増)料金が高くなる区間です。名前のとおり、大都市近郊に設定されている区間であり東京近郊と、大阪近郊の路線に存在します。

大都市に近い路線の、全てが指定されているわけではなようですが、通過する際、必ず通らなければならないような高速道路は指定されています。ですので、料金割増を嫌って、近郊区間を避けて通るというのは不可能です。

余談ですが、名古屋圏に近郊区間が存在しないのは不思議です。指定されても良い区間はたくさんあるのですが・・・。単純に、料金が高くなるのもそうですが、ETC割引にも特徴があるので、それらを見ていきたいと思います。

大都市近郊区間とETC割引

  • 休日割引が適用されない

大都市近郊区間は、休日に走っても割引されません。その区間だけは、通常の料金になります。

具体例


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宝塚IC→中国自動車道→中国吹田IC
所要時間;9分 距離;17km  料金;650円
*深夜に走行した場合は割引が適用になり、480円。


近郊区間である宝塚から吹田まで、土日に高速道路を利用した場合です。割引が適用されないので、通常料金になります。他方で、深夜割引は適用になり、0時から4時の間にこの区間を走行すると30%割引されます。

このように大都市近郊区間は、通常路線とは扱いが違い、特に料金面では割増になります。この区間を、ETCで安く通過するためには深夜の時間帯に走行するか、一般道を走行するか、そもそも東京、大阪圏の高速道路を避けるしかありません。

高速料金を節約したい人にとっては、痛手ですね。



大都市近郊区間の一覧

こでは、大都市近郊区間が具体的にどこに設定されているのか?見ていきます。
指定されているのは、主に東京と大阪の周辺の高速道路のうち、重要な路線もしくは交通量が非常に多い路線です。都心に向かう場合、および郊外の環状線を利用する場合も必ず利用する区間になります。

なお、名古屋、福岡・北九州、札幌、仙台、広島には、大都市近郊区間は指定されていません。あくまで、東京と大阪だけです。また、一般国道の有料道路は一部の例外を除いて、別の料金システムを採用しているため、大都市近郊区間には含まれません。

東京圏

大都市近郊区間地図(首都圏)

放射線高速
  • 東名高速道路  東京IC~厚木IC
  • 中央自動車道  高井戸IC~八王子IC
  • 関越自動車道  練馬IC~東松山IC
  • 東北自動車道  川口JCT~加須IC
  • 常磐自動車道  三郷IC~谷田部IC
  • 東関東自動車道 湾岸市川IC~成田IC
  • 新空港自動車道 成田IC~新空港IC
環状高速
  • 圏央道 茅ヶ崎JCT~白岡久喜JCT(湘南バイパスから東北道まで)
  • 東京外環自動車道 全線
その他
  • 横浜横須賀道路
  • 新湘南バイパス

*ただし、2016年の4月1日から首都圏の高速道路は首都高を含み、すべて大都市近郊区間の料金設定である29.52円に統一されました。

指定されているのは上記区間のみです。首都圏といっても、東京近郊すべての道路が大都市近郊区間に指定されているわけではありません。東京アクアラインは料金こそ高いものの、大都市近郊区間のエリア外です。小田原厚木道路や、西湘バイパスがあり、首都圏の観光地でもある小田原、箱根の道路は指定されていません。また、東名高速でも厚木より西は首都圏に含まれるものの、大都市近郊区域ではありません。

そのため、首都圏における大都市近郊区間は東京都心から半径50キロ圏内の高速道路と考えてよいでしょう。

京阪神圏

大都市近郊区間マップ京阪神圏

    ・路線一覧

  • 名神高速道路  大津IC~西宮IC
  • 中国自動車道  吹田JCT~西宮北IC
  • 近畿自動車道  吹田JCT~松原JCT
  • 西名阪自動車道 松原JCT~天理IC
  • 阪和自動車道  松原JCT~岸和田和泉IC
  • 京滋バイパス   大山崎JCT~瀬田東IC
  • 第二京阪道路 巨椋池IC~門真JCT

京阪神は、指定されている路線が限定されます。第二京阪や近畿道、西名阪は多少異なる料金制度を取っているものの、基準は大都市近郊区間を元にしているので含まれます。基本的に、都市部を走る道路でかつ、交通量が多い重要な路線が指定されています。しかし、比較的重要な路線であるにもかかわらず、指定されていない路線も多くありますね。

例えば、関西空港へのアクセス道路である関西空港道は指定されていません。全体的に一般有料道路が多いせいか、本来なら指定されてもおかしくない、第二京奈道路であったり、第二神明道路、南阪奈道路、神戸市を走る山陽自動車道も指定されていませんね。四国連絡橋はそもそも公団が違うので、別の料金体系をとっています。

関西圏の場合は大津市から神戸市に至る地域(特に都市化が激しい地区)と大阪市周辺の一部の道路が大都市近郊区間に指定されています。少し複雑なので、首都圏のように半径~キロ以内という大雑把に考えることはできません。

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